今回は輸入したモンステラの種子の実生記録を綴ります。
ネットであまり情報をゲットできなかったので
手探りでやりました。
モンステラの種子は好光性?嫌光性?輸入種子からの実生記録
輸入したモンステラの種です。
よくブログなどで見かけるモンステラ・デリシオーサの種とは
ぜんぜん違う見た目ですが
参考写真の見た目はデリシオーサのような感じで名称は
「Monstera Variegated Seeds」
「斑入りモンステラの種」でした。。
一体モンステラのなんの種類なのか不明です。
モンステラの種子が好光性種子なのか嫌光性種子なのかも
調べてもわからなかったので、実験で両方のやり方で試すことにしました。
モンステラの種まき
カビ防止のためモンステラの種子をベンレートに漬け込む
3月10日に到着し22日に開封して
カビ防止のため丸1日ベンレート希釈水に漬け込みました。
水が少しずつ茶色になっていきました。
翌日、種の周りの皮がふやけて柔らかくなっていたので
取り除いてもう1日新しいベンレート希釈水に漬け込みました。
播種 モンステラの種をまく
種をまきました。
ホームセンターの育苗用プラグトレーの底に赤玉土(中粒)を敷いて
その上にバーミキュライトと赤玉土小粒を混ぜた土を入れました。
モンステラの種子が光を好む好光性種子なのか
光を嫌う嫌光性種子なのかがわからなかったので
用土の上に種を置くパターンと
種の上に少しだけ用度をかけるパターンと試すことにしました。
モンステラ自体、過去に室内窓際で葉焼けした経験があり
あまり日光に強くないと思うので
用土の上に種を置くだけのパターンは全体の1/4の量にしました。
腰水にしてラップをして多湿状態にする
底面給水トレーに育苗トレーをのせて水を注ぎ
腰水状態にしてラップで密閉しました。
置き場の問題から西側にしか窓がない小さいログハウスに置いて待ちました。
モンステラの種子の水換えとカビを取り除く
ベストは毎日水換えですが、育苗トレーが柔らかく
1人で持つのが至難の業。
週1くらいで水換えをしました。
最初の数日でカビがはえていたため
きれいに拭き取ってベンレートをスプレーしておきました。
気温が暖かくなるにつれ、カビの頻度は高くなりましたが
毎日ベンレート希釈水をスプレーすることで
防いでいました。
小さな種子だと1回カビがはえてしまうとアウトのものも多いですが
この種は大きく硬いので拭き取れば問題なさそうです。
モンステラの種子がようやく発芽
播種してから約50日後の5月の頭
ようやくモンステラの種が発芽しました。
(画像は約60日後)
発芽したのは、用土の上に種を置いただけの方です。
60日後の現在、73個中14個が発芽しています。
約19%の発芽率ですね。
種の上に土を被せた方は約220粒まいて4個発芽。。。
約2%しか発芽していません。。
好光性種子だったのでしょうか。
もう数日経過を見て、種を表面に出そうと思います。
今回モンステラの種まきに使用した物
・輸入したモンステラの種(輸入種子はヤフオクなどでも安く購入できます。)
・育苗プラグトレー
価格:118円 |
・底面給水トレー
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・硬質赤玉土 中粒
価格:259円 |
硬質赤玉土 微粒
元祖硬質赤玉土 二本線 微粒(細細粒)ゴールド袋 2L(約1.5kg) 【盆栽用土 ミニ盆栽 豆盆栽】 価格:440円 |
・バーミキュライト 極小粒
価格:580円 |
・ベンレート
住友化学園芸 GFベンレート水和剤 0.5g×10袋 AM4 価格:479円 |
まとめ
今回の実験結果から、モンステラ(種類は不明)の種をまく時は
用土の上に置くだけで土は被せずに窓際などの日光が当たる場所に置く。
ラップをしてある程度高温多湿な環境を作り
窓際などの日の当たる場所に置く。
種子がカビやすいため、バーミキュライトを無菌の物を使ったり
熱湯消毒をしたり、ベンレートで予防する。
ベンレートはカビの予防と殺菌もするので
カビが生えてしまったあとでも効果を発揮してくれました。
種類にもよるかもしれませんが、このモンステラの種は
1度カビが生えてしまった種でも発芽しました。
以上、輸入種子は高いので、なるべく失敗のないよう
少しでも参考になればと思います。
追記:発芽から数ヶ月後
細長い葉を伸ばしながら成長し
モンステラとは程遠い形状に育ってきたので購入元に苦情をいれました。
すぐに代金の返金があったのでまあよかったです。
発送元は中国で、同時に購入したマドカズラは同じく細長い形状の葉が
何ヶ月経っても同じ形状を維持し、某高級種は発芽率0%でした。
中国でもアガベの改良などが盛んになってきているようなので
一生懸命やっている人がいるのは確かですが
こういった故意的にやっているとしか思えないような事をする人がいることも事実です。